2025年11月15日
こんなお悩みはありませんか?
・足が固まって動かしにくい…
・普段歩く時や階段の昇り降りがつらい…
・長く歩いていると足首に違和感がある…
・動き始めに痛みを感じやすい…
もし1つでも当てはまっていれば、変形性足関節症の可能性があります。気になる症状のある方は、早めに医師に相談をしてみましょう。
変形性足関節症とは

足首の関節にある軟骨がすり減り、骨どうしが直接こすれ合うことで炎症や痛みが生じる病気です。
「歩くと足首が痛い」「長く歩くと腫れる」「足首が動かしづらい」といった症状が現れ、進行すると日常生活に支障をきたすこともあります。
変形性足関節症になってしまう原因

変形性足関節症は、主に次のような原因で起こります。
外傷後の変形
足首の骨折や捻挫(ねんざ)を繰り返すことで、関節の軟骨や骨が傷つき、長い年月をかけて変形が進行します。日本ではこの「外傷後性」が最も多いタイプです。
加齢による変化
年齢とともに関節の軟骨がすり減り、炎症や変形を起こすことがあります。
先天的な骨の形の異常や、他の関節疾患
リウマチなどの炎症性疾患や、もともと骨の形に左右差やねじれがある場合も発症しやすくなります。
変形性足関節症の主な症状

・歩き始めや階段の上り下りで足首が痛む
・長時間歩くと腫れや熱感が出る
・関節の動きが悪く、しゃがみにくい
・症状が進むと、じっとしていても痛みが出ることがある
初期は痛みが軽く、休むと治まることもありますが、進行すると痛みが慢性化してきます。
変形性足関節症の診断方法

整形外科では、問診や触診に加え、X線(レントゲン)検査で関節のすき間や骨の変形を確認します。
必要に応じてCTやMRI検査を行い、軟骨や周囲の組織の状態を詳しく調べることもあります。
具体的な治療方法

症状の程度によって、保存療法と手術療法に分かれます。
保存療法
装具療法:サポーターやインソールで関節への負担を減らす
薬物療法:痛み止めや湿布、ヒアルロン酸注射など
リハビリテーション:可動域訓練や筋力トレーニングで歩行を安定させる
体重コントロール:体重を減らすことで足首への負担を軽減
手術療法
関節固定術:変形が強い場合、関節を固定して痛みを取る方法
人工関節置換術:関節の動きを保ちながら痛みを改善する手術
患者さんの年齢や活動量に合わせて治療法を選びます。
日常生活でできる予防と工夫

日常生活でできる予防と工夫できる点は以下の通りです。
・体重を適正に保つ
・クッション性のある靴を選ぶ
・段差や不安定な道での転倒に注意
・足首をねじるような動作を避ける
・適度なストレッチで関節の柔軟性を保つ
まとめ

もし心当たりがある方は整形外科の受診を検討してみてくださいね。
恩田メディカルクリニックでは火曜・木曜・土曜(第1・3・5)で診察を行なっています。
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