【熱中症予防】身体を守るために知っておくべきこと

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【熱中症予防】身体を守るために知っておくべきこと

今年も熱中症予防をきちんとできていますか?

私たちが思っている以上に熱中症は起こりやすく、重度の健康被害を起こす症状が出ます。主に気温の高い環境で体温調節がうまくできなくなり、体内に熱がこもってしまうことで発症します。その症状は全身に起こり、最悪の場合は命の危険にも関わります。

熱中症と聞くと、屋外や運動中に起きるものと考える方もきっと多いと思います。ですが条件によっては室内で過ごしていても、熱中症を引き起こす可能性もあるのです。今回は熱中症予防をテーマに実践的な内容をお話していきます。

2026年7月 熱中症の被害状況

総務省消防庁のデータによると、2026年7月13日~19日の1週間で熱中症により救急搬送された人は『10,857人』。7月になり猛暑日が続き、地域によっては酷暑日になった影響もあり、救急搬送された人数が今年初めて1万人を超えました。

熱中症の発生場所は『住居』が最も多く、それに次いで『道路』『屋外』の順となっています。熱中症は屋外だけでなく、自宅など屋内でも発生するリスクを物語っています。年齢別では65歳以上のご高齢の方が半数以上を占めている状況です。年齢による影響で暑さを感じにくくなったり、電気代がもったいないという理由から冷房を使わなかったりして、発症リスクが高まっています。
ちなみに三菱電機霧ヶ峰PR事務局の2022年の調査データによると、夏に積極的にエアコンを使わないご高齢の方が『全体の13%』いることが分かっています。つまりご高齢の方の『10人に1人』がエアコンを使いたがらない状態ということです。ご高齢の方と同居していて、エアコンの使用を促したことがある割合が約74%。そのうち「それでもエアコンを使ってくれないことを悩んでいる」という割合が60%以上といったデータもあります。数字を見てもご高齢の方がエアコンを使いたがらない傾向があることが分かります。

熱中症のサインとは?

実際に熱中症で見られる症状はどんなものがあるのか?重症度別でご紹介をしていきます。

重症度Ⅰ度
・手足がしびれる
・めまい、立ちくらみがある
・気分が悪い、ボーっとする
・意識がはっきりしている
・筋肉のこむら返りがある(痛い)

重症度Ⅱ度
・頭がガンガンする(頭痛)
・体がだるい(倦怠感)
・吐き気がする、吐く
・意識がなんとなくおかしい

重症度Ⅲ度
・意識がない
・体が熱い
・まっすぐ歩けない、走れない
・体がひきつる(けいれん)
・呼びかけに対して様子がおかしい

といった症状が代表例となっています。重症度Ⅲ度の場合は、一刻も早く救急車を呼ぶ必要があります。

熱中症警戒アラートとは?

暑さ指数(WBGT)は熱中症を予防することを目的として、1954年にアメリカで提案された指標です。
暑さ指数は体と外気との熱のやりとりに着目した指標で、影響の大きい ①湿度②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境③気温の3つを取り入れた指標です。

熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性に対する「気づき」を促すことを目的として気象庁と環境省が共同で発表する情報となっています。
今回は暑さ指数別の日常生活の指針をご紹介します。

33以上:熱中症警戒アラート(極めて危険な状況)
31以上(危険):通常の生活でも熱中症になる危険が高い。原則として運動は中止。
28以上31未満(厳重警戒):激しい運動や外出はできるだけ避ける。
25以上28未満(警戒)積極的に休息を取りながら行動する。
25未満(注意)
油断せず、水分補給を心がける。

熱中症警戒アラートが発表されていないかをテレビやスマホ、環境省熱中症予防情報サイトから情報をチェックするのをおすすめします。

屋内での熱中症対策

「家の中なら大丈夫でしょ」と考えがちですが、熱中症の発生場所は『住居』が一番多くなっています。室内で過ごしているからこそ、油断せずきちんとした対策が必要と言えます。
室内の具体的な熱中症対策をご紹介していきますね。
エアコンを適切に使う
年齢による影響で、暑さを感じにくくなる傾向があります。そのため暑さを感じなくても室温を確認し、エアコンで温度調節を行いましょう。無理や我慢をせず、早めにエアコンを入れることが大切です。

室温を見える化する
自分の感覚だけに頼りすぎず、温度計を見て室温をこまめに確認しましょう。

直射日光を遮る
遮光カーテンやすだれを使いながら、窓からの熱を少しでも防いで室温の上昇を防ぎます。

フィルターの清掃
エアコンを効率よく機能させるために、定期的にフィルター掃除や交換を行うようにしましょう。 

 

屋外での熱中症対策

7月も35度以上を超える日も続いており、8月も猛暑日・酷暑日が予想されます。屋外で過ごすときは直射日光・高温をいかに避けるかがポイントになります。

屋外の具体的な熱中症対策をご紹介していきますね。

日傘と帽子の活用
買い物や散歩など外出時には日傘や帽子を使って、日差しが頭に直接当たらないよう体を守りましょう。

日陰を選んで歩く
外を歩くときはできるだけ、日陰を見つけて歩きましょう。太陽光や熱を吸収したコンクリート表面は、周囲や上空に放射されて温度が急激に上がりやすくなります。そのため、こまめに休憩を挟むことが大切です。

外出時間の調整
気温の高い日は、日中の最も暑い時間帯(11時~15時)の外出をできるだけ控えるようにしましょう。熱中症警戒アラートが発表されているときは、無理に外出をせず涼しい環境で過ごしましょう。

こまめな水分補給
こまめな水分補給は熱中症対策に有効です。ポイントは『のどが渇く前に飲む』ことです。のどが渇いたと感じた時点で、すでに体は水分不足になり始めています。一度に大量の水を飲むではなく、コップ1杯程度を目安に、こまめな水分補給を心がけましょう。また大量の汗をかいたときは、水だけでなく塩分の補給も忘れないでください。最近ではドラッグストアなどにも、塩タブレットなども販売されているので活用していきましょう。

※心臓や腎臓の持病がある方で、医師から水分摂取などの制限を受けている場合は、必ず主治医の指示に従ってください。

冷却グッズの活用

最近は熱中症対策として、冷却グッズは数多く販売されています。ニュースなどでも取り上げられているため、ご存じの方も多いかもしれません。
今回は筆者が実際に使っている冷却グッズをご紹介しますね。

ネッククーラー(保冷剤タイプ)
保冷剤タイプのネッククーラーは専用の布製カバーに保冷剤を入れて、首元に巻いて冷やす熱中症対策グッズです。太い血管がある首を直接冷やすことで、ひんやり感を感じることができます。注意点としては冷たすぎると凍傷の恐れがあります。そのため肌に直接長時間当てない工夫や、体の状態に合わせた調整が必要です

アイスベスト
伸縮性のあるメッシュ素材となっており、アジャスターで体に密着できるベストになっています。背中や脇の下部分のポケットに保冷剤を入れて着用します。太い血管の通る背中や脇周辺を冷せるため、体温を下げる効果があります。充電やファンも必要ないため、洋服の下でもサラッと着られるのがポイントです。
保冷材の数が増えるとその分重たくなるため、重量感を感じやすくなるためその点は注意が必要です。

氷のうボトル
中身を凍らせて持ち運べるシリコンの氷のう、魔法瓶(ステンレスホルダー)が一体となっているアイテムです。魔法瓶構造のため冷たさをキープでき、結露の心配もないのでバッグに入れても安心して持ち運びが可能です。外出先でも手軽に、首筋や肌を直接冷やせます。

ドラッグストアやホームセンターなどで販売しているので、気になる方はぜひ一度確認してみてくださいね。

まとめ

めまい・立ちくらみ・頭痛などの症状は熱中症のサインです。もし似た症状が見られたら、すぐに涼しい場所へ避難をしましょう。もしご家族の方で応答がおかしかったり、意識がはっきりしない場合は、危険な状態です。その時はためらわずに救急車を呼んでください。熱中症は誰にでも起こりうる可能性があるため、油断は禁物です。

夏は体調を崩しやすい時期ですので、体調管理を意識して過ごしていきましょう。
もし体の不調がある方や検査を受けたい方は、クリニックへの受診や健康診断も検討してみてください。

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