2025年1月16日

こんなお悩みはありませんか?
・いつも腰に痛みを感じる…
・身体を動かすとピリッと痛む
・腰をかがめるたときにシビレがでる
・仰向けで寝るのが大変になってきた…
・最近腰が曲がってきた気がしている
もし1つでも当てはまっていれば、変形性腰椎症の可能性があります。気になる症状のある方は、早めに医師に相談をしてみましょう。
変形性腰椎症とは?

変形性腰椎症とは腰の背骨に変形が起こったものを指します。症状としては、腰の痛みやだるさ・しびれなどの症状が出やすいです。症状が出やすい姿勢としては、腰を反らしたときや腰を曲げたときです。
背骨の骨は、首(頸椎)・胸(胸椎)・腰(腰椎、仙椎、尾椎)の骨で構成されています。骨と骨の間には椎間板と呼ばれるものがあり、椎間板はゼリー状になっています。また椎間板は衝撃を和らげるクッションの役割があるのです。
年齢とともに椎間板の柔らかさがなくなり、その影響で骨と骨の間が狭くなっていき、背骨同士が摩擦ですり減りやすくなります。その結果、背骨がトゲのような形となり、骨棘(こっきょく)というものができてしまうのです。場合によっては、このトゲ部分が背骨の神経を刺激してしまい、痛みに繋がるケースもあります。
変形性腰椎症の症状とは?

変形性腰椎症でみられる症状として
・慢性的につづく腰痛
・ズーンとした腰の重さやダルさ
・お尻周りの痛み
・足全体の冷えやしびれ
・腰が曲がって猫背になってくる
ベッドから起き上がろうとしたり、床の物を拾おうとしたり、体を動かそうとしたりすると腰やお尻に痛みが出やすくなります。お風呂などで体が温められると痛みが和らぎやすくなります。逆に冬や冷房などで冷えてしまうと、血行が悪くなり痛みが出やすくなります。
腰の痛みかばおうとすることで、姿勢が崩れる場合があります。その結果、体にゆがみが生じたりねじれが出たりして、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症になってしまう方もいます。また腰以外にも股・膝関にも痛みがでる方もいるのです。
そのため腰の違和感や痛みが出たときに、きちんと治療を受けることが重要といえます。
変形性腰椎症の原因とは?

変形性腰椎症の原因はいくつかあり例えば
・加齢
・腰に負担がかかる姿勢での作業
・デスクワーク
・同じ姿勢による血行不良
・血行不良による体の冷え
などがあげられます。
レントゲン検査で背骨の状態を確認し、骨棘(こつきょく)が見られた場合『変形性腰椎症』と診断がされる形です。また痛みが強かったり、しびれが出ていたりする時はMRI検査などを行ない状態の確認を行っていきます。
どんな治療があるのか?

変形性腰椎症は初期段階であれば、手術ではなく保存治療が行われるケースが多いです。治療を行ない症状を和らげていきます。しかし、痛みやしびれが強くなり普段の生活に支障が出てきたときは、手術を行なう場合もあります。
ですので手術をせずに生活を送っていけるように、適切な治療を受けることが大切です。治療の具体的な例は以下の通りです。
①リハビリテーション
・腰を支えている筋力を鍛える
・腰や股関節周りの硬い筋肉をストレッチ
・体のゆがみなどを防止するための腰痛体操
・血流の促すための温熱療法(ホットパック)
②薬物療法・注射
・痛み止めの薬
・筋肉を柔らかくする薬
・神経ブロック注射
③装具療法
・コルセット
・腰用サポーター
体を動かす機会が減ると、筋肉がどんどんと弱っていきます。そのため、痛みのない範囲で運動をすることが大切と言えます。
体重が増えすぎると関節の負担もかかりやすくなるため、栄養バランスの整った食事や睡眠、生活リズムしっかりと整えていきましょう。
変形性腰椎症かも?と思ったらどうすればいい?

肩関節周囲炎かもと感じたら、早めに医師の診察を受けましょう。最初の段階で適切な治療を受けることがおススメです。
心当たりがある方は整形外科の受診を検討してみてくださいね。
恩田メディカルクリニックでは火曜・木曜・土曜(第1・3・5)で診察を行なっています。
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