老若男女問わず、サルコペニア予防を!!

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老若男女問わず、サルコペニア予防を!!

世界各国で感染が広がり、日常生活にも大きな影響が出ていますね。

外出や仕事の自粛により、1日のリズムが乱れ、健康に気が抜けない日々が続いています

健康を害するリスクをなるべく最小限にとどめるように、運動と食事に気を付けて生活を送りましょう。

今回は生活習慣病や実施して頂きたい運動について紹介していきたいと思います。

 

 

 

一度は目にしたことがある『生活習慣病』。

 

 

『生活習慣病』が身体に及ぼす影響は大きく、

また、サイレントキラーとも呼ばれ気が付かない間に進行します。

単独でのリスクも大きいですが、

複数重なることでリスクが増大するので注意が必要です。

『生活習慣病』を甘く見てはいけません。

 

 

 

 

今日は『生活習慣病』でもある『サルコペニア』について説明させて頂きます。

 

 

 

皆様はサルコペニアという言葉を聞いたことがありますか?

 

サルコペニアとは、加齢や生活習慣などの影響によって、筋肉が急激に減ってしまう状態です。

サルコペニアは、高齢者のふらつき、転倒・骨折、機能障害、要介護化に密接に関連しています。

65歳以上の高齢者に多く、「歩く速度が低下する」「転倒・骨折のリスクが増加する」等、影響が出ています。

また、65歳以下の人でも、デスクワークや自動車に乗る生活習慣によって、筋肉が著しく減っている場合があります。

若者でもサルコペニア予備群がいるので注意が必要であると言われています。

 

 

日頃の運動不足から、知らない間に筋力低下をきたし、サルコペニアの状態に。。。

 

しっかりと日頃から予防をしておかないと危険だということがわかります。

 

 

 

サルコペニア判断基準

 

筋肉量・歩行速度・握力を測定して行います。2019年に診断基準が更新されました。

握力 男性<28㎏

   女性<18㎏

身体機能 ・6m歩行速度(<1m/s)

     ・5回椅子立ち上がりテスト(≥12秒)

     ・SPPB(≤9)  short physical performance battery

       バランス、歩行、椅子からの立ち上がりの3項目で構成、最大12点。

 

この指標を用いて、サルコペニアの可能性があるか診断します。

 

 

~自己チェック~

 

◎指輪っかテスト

図のように下腿部を両手で囲います。

下腿部が細い→下腿部の筋肉量減少の可能性が示唆されます。

 

 

 

 

◎5回立ち上がりテスト

 

肘掛けのない椅子に座り、両手を交差し胸に当て、足は肩幅に開きます。

座った状態から、立ち座り動作を5回繰り返し、かかった時間を測定します。

10秒以上かかった場合は、筋力低下の可能性が示唆されます。

 

 

 

 

◎片脚立位テスト

 

両手を腰に当てて片脚立ちになります。

床から5㎝程度足をあげて何秒保持できるか測定します。

片側8秒未満となった場合、筋力、機能低下が示唆されます

 

 

 

簡単にチェックができますので

安全な環境下で行ってみてください。

 

サルコペニアを予防するために、いくつか運動を紹介したいと思います。

サルコペニア予防運動


 

上記の運動は、日常生活で必須な筋肉を鍛える運動になります。

 

日々コツコツ実施していくことが非常に大事な運動。

 

「生活習慣病」のリスクを最小限に、サルコペニアを予防するためにも、

 

日々少しずつ運動を生活に取り入れてみて下さい。

 

 

 

恩田メディカルクリニック リハビリテーション科