膝の痛みでお困りの方へ

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膝の痛みでお困りの方へ

こんなお悩みはありませんか?

・歩き始めると膝がチクッと痛くなる
・椅子から立ち上がるのが大変
・長い時間座っていると、膝がこわばってくる
・階段の昇り降りでズキンと痛む
・膝が腫れぼったい感じがする

 もし1つでも当てはまっていれば、変形性膝関節症の可能性があります。
気になる症状のある方は、早めに医師に相談をしてみましょう。

変形性膝関節症とは?

関節の軟骨がすり減って、膝の変形や痛みが起こる病気です。膝関節のクッションの役割をする軟骨がすり減ると、日常生活で痛みが出てきます。
症状の進行に伴い、立つ・座る・歩くなどに影響が出ます。

では具体的にどんな症状が出てくるのか?

前期
・膝全体にこわばる感覚・違和感がある
・立ち上がるとき、歩き始めに痛みが出てくる

中期
・膝の曲げ伸ばしがやりにくい
・階段の昇り降り・正座が難しくなる

後期
・動いていなくても膝が痛む
・杖や手すりがないと歩くのが難しい

膝はどんな仕組みになっているの?

膝関節は太ももの骨(大腿骨)・すねの骨(脛骨)・ひざの骨(膝蓋骨)の3つの骨で構成されています。骨と骨の間に関節軟骨があり、クッションのような働きをし衝撃を和らげてくれています。骨にプラスして、筋肉・靭帯・腱が膝を支えてくれています。

 

膝にかかっている負担はどれくらい?

膝関節は大きく分けて、体重を支える・衝撃を吸収する・関節を曲げ伸ばしする役割があります。立つ・座る・歩くときなど、日常生活ではいつも負担がかかっている関節となります。

具体的にどれくらいの負荷がかかっているのか?

歩くときは体重の約2.6倍
階段の昇り降りは体重の約3.2倍

 

変形性膝関節症になりやすいのは?

・加齢
・筋力低下
・肥満
・運動習慣の有無
・過去のケガ(靭帯損傷・骨折・半月板損傷など)

 などの要因がかかわっています。

 

変形性膝関節症かも?と思ったらどうすればいい?

変形性膝関節症かもと感じたら、早めに医師の診察を受けましょう。変形性膝関節症は少しずつ進行をしていきます。
初期の段階で整形外科を受診して、適切な治療を受けるのがおススメです。

診断は問診や触診・画像検査などが行われます。では実際にどのような内容なのか?

問診

医師が膝の状態や自覚症状などを確認します。分かる範囲で大丈夫ですので、ご自身の状況を整理して医師に伝えましょう。

例)
・膝のどこが痛むか?
・どのような時に痛みは出るのか?
・痛み始めた時期はいつぐらいか?
・これまでの仕事、スポーツ歴など
・膝以外に通院や治療を受けているのか?
・これまでに骨折やケガをしたことがあるか?

触診

医師が膝を触って、痛みや膝の曲がり具合、腫れの状態を調べていきます。

例)
・足がO脚X脚になっていないか?
・歩き方はどんな状態か?
・腫れや熱っぽさがあるか?
・どれくらい膝の曲げ伸ばしができるか?
・水が溜まっていないか?

画像検査

単純X線検査で(レントゲン)変形性膝関節症の診断をします。検査では骨と骨のすき間の状態・進行度を確認します。

単純X線検査の他にも、必要に応じて詳しい検査を行っていきます。検査では関節リウマチや痛風など、炎症や感染の有無などを確認していきます。

最後に

適切な治療を早めに始めることで、変形性膝関節症の悪化を防いでいきましょう。

心当たりがある方は整形外科の受診を検討してみてくださいね。

恩田メディカルクリニックでは火曜・木曜・土曜(第135)で診察を行なっています。
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