最高の入浴方法

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最高の入浴方法

梅雨に入り、ジメジメとした毎日が続いていますね。

松戸市でも雨☔マークがずっと並んでいます。

 

天候☂が悪く、湿度が高いと、なんとなく身体が重く

だるい感じがしますね。

いつもより疲れる印象もあります。

 

1日の疲れをリフレッシュするために

必要な物の1つとして

入浴】があります。

 

 

このジメジメな疲れがたまりやすい日々を乗り越えるために、

今回は【最高の入浴方法】について説明していきます。

 


入浴による効果

最近は、シャワーで済ませてしまう方が多い印象を受けます。

1日の疲れをしっかりとり、疲労回復を図るためには、

浴槽に浸かる【入浴】が効果的だと言われています。

 

初めに、【入浴】の効果について説明していきます。

 

 

①温熱作用

効果:疲労回復、リラックス、快眠、神経痛や腰痛などの疼痛症状の軽減

・血管拡張作用により血流量の増加新陳代謝が活発化、老廃物の排出が促される。

・温まる事と循環が良くなることで、筋肉が緩み、疼痛の緩和神経の過敏性を抑えることができる。

副交感神経が優位となり、リラックス効果や疲労回復効果が得られる。

 

②浮力作用

効果:リラックス効果、筋肉や関節への負担軽減、疼痛の緩和

・浮力により体重の1/10程度になることで、筋肉や関節への負担、緊張の緩和が図れる。

 

③静水圧作用

効果:浮腫みの改善、血行改善、疲労回復

・水圧により、血液を水圧で押し戻す(ポンプ作用)ことができる。

・水圧がかかることで、血流の流れがよくなり、新陳代謝が活性化される。

 

④粘性・抵抗性作用

効果:生活習慣病の改善、運動効果

水の抵抗により、少ない負荷で運動療法的な効果を得ることができる。

 

⑤清浄作用

効果:肌の清潔化、有害物質の排除

・皮膚の表面にある汚れや皮脂を洗い流すことできる。

・皮膚疾患や粘膜からの有害物資の体内への侵入を予防できる。

 

⑥蒸気・香り作用

効果:乾燥予防、自律神経の調整

・口や鼻の粘膜の乾燥による免疫などの機能低下を防ぐ

・植物湯や温泉の香りにより、自律神経の調整効果を得られる。

 

⑦開放・密室作用

効果:リラックス、コミュニケーション

・心と身体が開放されリラックスした特殊な密室である。

・1人の場合は、「究極のリラックス空間

 公衆浴場や温泉場などでは老若や社会地位などから開放された「裸のコミュニケーション」空間になる。

 

 

大きく7つの効果・作用について説明しました。

【入浴】が身体に与える影響は多いと言えます。

 

また、

毎日湯船で入浴している人は、

3年後に「要介護になるリスク」が

29%も低かったという研究報告もあります。

 

 

入浴】の効果は大きいため

なるべく湯船で入浴するように心掛けて下さい。

 


おススメの入浴方法


続いて、おススメの入浴方法をお伝えします。

 

基本となる入浴方法になりますので、確認して実施して下さい。

 

①お風呂に入るタイミング

コラム ~「睡眠」に投資を‼~で記載したように

快眠や疲労回復の面から、最も効果があるのは、就寝の1-2時間前になります。

 

②お湯の温度と湯量

リラックスやストレス解消の面から、温度は40℃程度湯量は肩まで浸かるくらい(全身浴)になります。

副交感神経優位となり、温熱効果・静水圧効果・浮力効果を効率的に得ることができます。

※心臓や肺疾患がある場合は、半身浴がおススメです。(負担軽減)

 

③入浴時間

全身浴の場合は、10分程度おススメです。

 

上記の方法がとなりますので、参考にしてみてください。

 

 

続いて効果別の入浴方法をお伝えします。

ご自身の症状や求める効果によって変更してみるのも良いかと思います。

 

Ⅰ.肩こりを和らげる入浴方法

 温度:40℃

 入浴時間:10-15分程度

 入浴形態:全身浴

 ストレッチ:

 ①肩をすくめて力を抜く運動を実施

 ②首を前後・左右・回すようににゆっくりと動かす

 熱いお湯に浸し、しっかり絞った温タオルを首周りに置く

 

Ⅱ.柔軟性をアップさせる入浴方法

 温度:41℃

 入浴時間:5分程度

 入浴形態:全身浴

 お湯の中で硬い関節を軽くストレッチを実施

 朝入浴することがベスト(時間がない場合は、シャワーでも良い)

 

Ⅲ.冷えを解消する入浴方法

 温度:38~40℃

 入浴時間:15-20分程度

 入浴形態:全身浴(苦手な方、5分全身浴/15分半身浴)

 リラックスには浮力、血行促進には温熱を感じることが効果的

 浮力を感じるように浮くイメージで入浴

 

Ⅳ.眼精疲労を解消する入浴方法

温度:40℃

入浴時間:15分程度

入浴形態:全身浴

 お湯に浸し、しっかり絞った温タオルを目の上置く

 

Ⅴ.美容効果を上げる入浴方法

温度:38~40℃

入浴時間:15~20分程度

入浴形態:全身浴

 入浴前にコップ1杯の水を飲んで乾燥を防ぐ

 入浴中に足をマッサージ、入浴後はスキンケア(水分が失われるため)を行う

 

 

おススメの入浴方法を説明させていただきました。

まずは、基本の入浴方法を実施し、

症状や求める効果によって方法を

変えることも良いと思います。

 

入浴時の注意点

入浴】は健康面において大事である反面、

リスクもあります。

入浴時の注意点を確認して行うようにして下さい。

 

・水分をしっかりとってから入浴をする

・お風呂の温度を高くし過ぎない(おススメは40℃)

・長湯しないようにする(10分程度)

・食後や飲酒後の入浴を避ける

・湯船につかる前にかけ湯をしてから入る

・脱衣所や浴室を暖めておく

 

以上が注意点となりますので

確認して下さい。

 

 

 

今回は、【入浴】について説明しました。

日々の疲れをリフレッシュするために

正しい方法で湯船に浸かる入浴を実施しましょう。

 

 

シャワーだけの方も、週に1回でもいいので

行ってみてください。

「最高の入浴方法」を取り入れてみてください。

 

 

 

恩田メディカルクリニック リハビリテーション科

理学療法士

食生活アドバイザー2級

健康経営アドバイザー

整体ボディケアセラピスト総合

リラクゼーション整体ボディケアセラピスト

スポーツ整体ボディケアセラピスト

上級心理カウンセラー

松井 満則

医療法人社団青雲会 恩田メディカルクリニック

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